みなさんは旅行に行く際空港まで車で行きたいと思いますよね。また、旅行先での移動でも車が便利です。そんな時におすすめなのがレンタカーの乗り捨てサービスです。
しかし、その乗り捨てサービスというのは乗り捨て手数料という料金がレンタカー料金に上乗せされてしまうので合計金額が高くなってしまうのが欠点です。「でも乗り捨て料金が安くなる方法はないの？」という疑問がある方はいると思います。
ということで今回は、レンタカーの乗り捨て料金が安くなる方法をご紹介します！
レンタカーの乗り捨てサービスの仕組みと料金
まずは、レンタカーにおける乗り捨てに関して、料金や仕組みを解説していきます。
乗り捨ては「ワンウェイ」とも呼ばれ、ある営業所から借りたレンタカーを別の営業所に返却することが出来るものです。そのため、行きはレンタカーを利用し、帰りは電車で帰ってくるということもできます。また、旅行先でさらに別の目的地に行きたい時に片道だけ利用するということも出来ます。
次に乗り捨てサービスの料金ですが、レンタカーの基本料金に加えて、乗り捨て手数料というものがかかってきます。近距離での利用は無料の場合もありますが、返却する営業所が遠ければ遠くなるほど乗り捨て手数料は高くなります。
レンタカーを格安で乗り捨てする方法
では、実際に乗り捨てを格安でお得にする方法をご紹介します。
おすすめはニッポンレンタカー
様々なレンタカー会社で乗り捨てをすることが可能ですが、私が個人的におすすめしたいのはニッポンレンタカーです。理由は以下のようなサービスが用意されているからです。
ワンウェイ・レンタル
ニッポンレンタカーにはワンウェイ・レンタルというサービスがあります。これはつまり乗り捨てサービスの事なのですが、ニッポンレンタカーの乗り捨て手数料は、同一都道府県の指定エリア内での乗り捨ての場合は、乗り捨て手数料が無料になります。以下が乗り捨て手数料です。
| No. | 内容 | 乗り捨て料金 | 料金体系 |
|---|---|---|---|
| 1 | 同一都道府県の指定するエリア内でのワンウェイ・レンタル | 無料 | 無料 |
| 2 | 同一都道府県の指定するエリアをまたがってのワンウェイ・レンタル | 有料 | エリア対エリアにて個別に設定 |
| 3 | 都府県をまたがってのワンウェイ・レンタル | 有料 ※福岡県（福岡市、春日市、久留米市、大牟田市）～佐賀県（鳥栖市）は無料 |
都府県対都府県で個別に設定。ただし、都府県をまたがって隣接する一部のエリアは特定（安価）料金 |
近ければ近いほど乗り捨て手数料は安くなるのですが、同一の都道府県の指定エリアであれば乗り捨て料金はタダになります。例えば、東京で借りて東京都内の別の店舗で返しても乗り捨て料金がかからないということです。（エリアの外なら都内でも料金がかかる場合あり）
これは都内での乗り捨て料金のシミュレーション結果です。結果はもちろん0円です。池袋を都内でも少し遠い昭島に変更してみたのですが、その時は1,000円の乗り捨て手数料がかかりました。
乗り捨て利用したいエリアの料金に関してはニッポンレンタカー公式サイトに載っている上記のシミュレーターを使って計算してみてください。
特割ワンウェイ
上記で紹介したワンウェイ・レンタルももちろんおすすめなのですが、ニッポンレンタカーのサービスでおすすめなのは、この特割ワンウェイです。特割ワンウェイとは、本来ニッポンレンタカーの社員さんや委託業者が回送するはずの車を安くレンタルして、代わりに目的地までレンタルできるというものです。
通常の乗り捨ては自分で乗り捨てする営業所を選べますが、特割ワンウェイの場合は、出発する営業所と返却する営業所がほぼ決まっているので、その制約の使いにくさから格安で利用出来るようになっています。ニッポンレンタカーからすると回送にかかる人件費が抑えられるので嬉しいですし、利用者からしても条件が揃えば格安でレンタカーを利用できるのでWin-Winの関係でしょう。
最安値はなんと2,200円です！詳しい料金は実際のアプリなどでご確認ください。
特割ワンウェイを利用する際は、アプリへの登録と利用が必須になります。登録にはクレジットカード・免許証の情報が必要で、本人確認までに時間がかかるので、できれば利用したい日や時期よりも前に準備しておきましょう。
特割ワンウェイの利用の流れは以下のようとても簡単です。（上記の動画でもアプリ利用の流れが説明されています。）
- 出発 or 返却店舗を指定する
- 利用可能な車種一覧から利用する車を選ぶ
- 時間等を指定する
- 各種事項を確認して予約確定
自分の都合と予約できる車が合えばこんなに格安で乗り捨て出来るレンタカーはありません。
トヨタレンタカーの「片道GO！」
トヨタの片道GOですが、こちらもニッポンレンタカーと同様のサービスで、本来回送する予定の車を、返却予定の指定営業所までという条件のもと貸し出すことで料金を格安にしているサービスです。
貸出は48時間まで可能です。長距離の移動にもなるのでETCカードも貸してもらうことができます。しかし、チャイルドシートはレンタルすることが出来ないのでご注意ください。
利用料金は24時間以内は2,200円、48時間以内は4,400円となっています。やはり格安ですね。
予約は、「予約電話番号」に直接電話することで可能です。予約電話番号は各営業所によって異なりますので、トヨタレンタカーの公式サイトからご確認ください。Webや予約センターでの予約は行っていません。利用可能車種一覧は同様に公式サイトから見ることが出来ます。
レンタカー予約サイトで乗り捨て最安値を比較する
これは特定の会社の利用方法ではありませんが、旅行サイトなどを利用して各社のレンタカー料金を比較するという方法があります。サイトの例としては、以下のようなものがあります。
例えば、これはじゃらんレンタカーの画面なのですが、出発日時や場所などを指定してレンタカーを検索します。乗り捨てを利用したい場合は、「他の店舗に返却」を選択します。すると返却場所を別に設定することが出来ます。
では、東京から長野県軽井沢までドライブして乗り捨てるとします。検索する際は日時や返却場所だけでなく、車両タイプなども絞り込むことができます。
検索結果画面では、このような各社のレンタカーを料金とともに確認することが出来ます。今回の検索結果では、トヨタレンタカー・ニッポンレンタカー・日産レンタカーの料金を比較することが出来ました。
利用できる車は各旅行サイトで異なりますが、このように比較することが出来れば合理的に車を選ぶことが出来るでしょう。もしかしたら思ったより格安の車も見つかるかもしれません。
タイムズカーレンタルなら20km以内無料！
有名なタイムズカーレンタルでは、乗り捨て手数料が20kmまで無料です。50km以上になると50kmごとに料金が変化します。都道府県をまたいだ場合も一部エリアを除いて料金は同一です。
これは都内でのシミュレーション結果です。20km以内なので乗り捨て手数料は無料となっています。空港からの帰宅程度には安く利用することが出来るかもしれませんね。
タイムズカーで空港間の乗り捨ても
タイムズが運営するカーシェアサービスは、2019年10月からタイムズカーへと進化を遂げ新しいサービスを提供し始めました。そのタイムズカーでは、空港間での乗り捨てサービスを提供しています。
カーシェアと同様の料金体系なので、レンタカーよりも基本料金が安く設定されています。以下の空港間でタイムズカーの乗り捨てが利用できます。
今後は空港間以外の区間も乗り捨てができるようになることを期待しています。料金などについては以下の参考ページをご覧ください。
▷関連記事：タイムズカーシェアのメリットデメリットを徹底解説！初めてならタイムズがおすすめの理由
格安で有名なニコニコレンタカーは乗り捨てできない
格安のレンタカーと言えばニコニコレンタカーがありますが、このニコニコレンタカーは残念ながら乗り捨てすることが出来ません。格安なので乗り捨ても格安なのかと思ったのですが、残念ながら乗り捨て自体が不可能なようですね。
自分に合った方法で格安の乗り捨てレンタカーを選ぼう！
今回は乗り捨てを格安で利用する方法を解説してきましたが、ニッポンレンタカーやトヨタレンタカーが提供する格安乗り捨てサービスが一番安いと思います。それ以外では、旅行予約サイトでのレンタカー比較によって安い乗り捨て料金を比較する方法があります。
利用したいレンタカー会社もそれぞれ異なると思うので、今回私が紹介した方法の中から自分に合った方法を選らんでお得に乗り捨てを利用してみてください！
