みなさんはクレジットカードと電子マネーの違いをはっきり説明できますか?
この質問は意外と聞かれてもうまく説明できないという方が多いのではないでしょうか。クレジットカードと電子マネーは似ているようでそれぞれに特徴やメリットが存在します。
今回はそんなクレジットカードと電子マネーの違いについて解説していきます。この記事を読めば今までよりもうまくクレジットカードと電子マネーを使い分ける事が出来るようになるでしょう。
クレジットカードと電子マネーって何が違うの?
まずはクレジットカードと電子マネーそれぞれの特徴をはっきりさせることで違いを明確にしていきたいと思います。どちらもキャッシュレスの決済方法なので同じように感じるかもしれませんがしっかりと特徴があります。
クレジットカードの特徴
はじめにクレジットカードです。クレジットカードは以下のような特徴があります。
- 加盟店であればどこでもどの国でも決済可能
- 利用限度額が高額にも設定出来る
- 場合によってはサインや暗証番号の入力が必要
- 後払いができ、その場で所持金が減らない
加盟店であればどこでもどの国でも決済可能
クレジットカードはどの店でも利用できるのではなく、カードそれぞれのブランドごとに利用できる店舗が変わります。そのため、日本国内でもカードによっては利用できない店舗もありますが、逆に海外では利用できるというカードも存在します。
▷参考:クレジットカードのおすすめ国際ブランドは?7大ブランドの特徴と選び方を解説
利用限度額が高額にも設定出来る
クレジットカードはキャッシュレスカードのなかでは一番高額な決済が可能なカードだと言えるでしょう。
電子マネーやプリペイドカードでは、何十万の決済は不可能なので、そのような決済が出来るのがクレジットカードの特徴の一つともいえるでしょう。
場合によってはサインや暗証番号の入力が必要
クレジットカードは、機会にさっとカードを通せばすぐに決済できる場合もありますが、金額や店舗によってはサインや暗証番号を求められる場合もあります。
そのような場合は、あらかじめ決めておいた暗証番号を入力したりサインをしなければ決済することはできませんし、時間がかかってしまいます。
後払いができ、その場で所持金が減らない
クレジットカード一番の魅力とも言えますが、後払いが出来るのが特徴です。カードによって締め日は異なりますが、締め日までの利用金額が月末等に請求され、引き落としなどで支払うことになります。
そのためお金が不足しているときでもカードを利用してお買い物ができます。
電子マネーの特徴
次に電子マネーの特徴です。電子マネーの特徴は以下の通りです。
- 専用のカードやスマホ内のカードにチャージして利用する
- 後払いできるクレジットカードに紐づけるタイプもある
- 各店舗やサービスを提供している会社が発行していることが多い
- サインレスで簡単に買い物が出来る
専用のカードやスマホ内のカードにチャージして利用する
電子マネーの特徴の特徴としては、基本に利用前にチャージ(入金)が必要だという事です。欲しい商品が500円で、残高が200円であれば残高不足ということで買い物はできません。
なので買い物の前にチャージをするということが基本となります。
後払いできるクレジットカードに紐づけるタイプもある
しかし、電子マネーの中にはクレジットカードのように後払いにできるチャージ不要のものもあります。それをポストペイタイプと言います。
ポストペイタイプの例としてJCBのQUICPayやdocomoのiDが挙げられます。クレジットカードと紐づけることで、請求がすべてクレジットカードのほうにいくので後払いが可能になります。
各店舗やサービスを提供している会社が発行していることが多い
セブンイレブンではnanaco、JRではSuicaなど各サービスごとに電子マネーが発行されていることが多く、発行している店舗やサービスで利用すれば、お得にポイントが付いたりするなどメリットがあります。
ただし、電子マネーは発行源での利用にメリットが偏っているのが少し難点でしょう。お店の数ほどカードを持ち歩くのは財布が膨らんで面倒ですからね。
サインレスで簡単に買い物が出来る
クレジットカードではサインや暗証番号が必要な場合がありますが、電子マネーはそのようなわずらわしい動作は必要なく、機会にタッチするだけで支払いが完了します。よくあるいい例としてはSuicaですね。
スピーディーで簡単に買い物が出来るので、コンビニでも役に立ちますし、自販機で飲み物を買うときも一瞬で買い物ができます。
クレジットカードと電子マネーそれぞれのメリット
クレジットカードと電子マネーの特徴が分かったところで、それぞれのメリットを挙げていきます。これがわかればどのような状況で使い分ければいいかがわかるでしょう。
クレジットカードのメリット
クレジットカードのメリットは、多くのお店で決済が可能という事や高額商品でも決済が可能という事です。
レストランで食事をする際にも電子マネーでは支払いができないが、クレジットカードなら可能という店も存在します。また、アウトレットなどたくさんの商品を購入するというときなどには高額になる可能性もあり、そうなると電子マネーでは決済することができません。
このようなものがクレジットカードのメリットとして挙げられます。簡単にいうとスピードを求めていないような買い物をする際には便利でしょうね。
ただし、セルフレジで一瞬にしてサインもなく決済できるスーパーなどもあるので、一概にスピード感がないとも言えません。
▷関連記事:クレジットカードのメリット・デメリットを徹底解説!現金でいい訳がない
電子マネーのメリット
電子マネーのメリットは、スピーディーなサインレス決済が可能で、必要以上に使いすぎないという事です。
電子マネーはサインや暗証番号の入力が不要なので、時間がない時でも一瞬で決済を済ませる事ができ便利です。さらに電子マネーはあらかじめチャージすることが基本なので、クレジットカードのように所持金以上の買い物をすることはできません。そのため使い過ぎ防止になります。
特徴のところでも申しましたが、ポストペタイプの電子マネーであれば、クレジットカードのようにスピーディーに決済を済ませることが出来るのもメリットです。
電子マネーと一体型のクレジットカードを選べば便利
クレジットカードと電子マネーにはそれぞれの特徴やメリットがあるので、どちらも所持しているのが便利なように思いますよね。しかし、かさばって嫌だという方もいるでしょう。そんな方におすすめするのがクレジットカードと電子マネーが一体になったクレジットカードです。
楽天EdyやiDがついているクレジットカードであれば、クレジットカード一枚で電子マネーの役割も果たしてくれるのでかさばることなくスマートで便利です。クレジットカードから電子マネーにチャージするときにクレジットカードのポイントがもらえるものであれば、電子マネーの支払いポイントで2重取りが可能です。
国際ブランドを分けるために2枚のクレジットカードが欲しいが、楽天EdyとiDも使い分けたいとなると計4枚もカードが必要になります。しかし、クレジットカード一体型電子マネーであれば、2枚で済むことになり会計時にもカードを探す手間が省けます。
▷参考:iDがつかえるクレジットカードは三井住友VISAカード
三井住友VISAデビュープラスのメリットデメリットを徹底解説!ポイント2倍で学生や新社会人におすすめ!
クレジットカードと電子マネーは状況によって使い分けよう!
今回クレジットカードと電子マネーそれぞれを比べて解説してきましたが、それぞれにいいところがあるのがわかっていただけたと思います。
そのいいところは状況によって使い分けることで効果を発揮するため、クレジットカード一体型電子マネーを利用するか、複数枚のクレジットカードと電子マネーを利用することがいいでしょう。
クレジットカードと電子マネーが一体に出来るおすすめのは楽天カードです。ポイント還元率も高く、様々な店舗で利用できる楽天Edyもついたこのカードをぜひ利用してみてください。
▷参考:楽天カードのメリット・デメリットを徹底解説!還元率の高いカードで誰でもお得に