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クレジットカードの還元率って何?還元率の仕組みと計算方法を解説

クレジットカードの還元率って何?還元率の仕組みと計算方法を解説

クレジットカードの還元率ってよく聞きますけどよくわからない方は多いですよね。「高還元率!」「還元率なんと2%!」などと言われてもピンとこないかも知れません。

しかし、クレジットカードを持つのであればこの還元率の意味や計算方法を知っていないのは損をする可能性に繋がります。

社会人になればクレジットカードとも長い付き合いをしていくことになりますが、この還元率を知らないままでは自分が損をしていることにも気づかないかもしれません。

そのためこの記事を読んでぜひ還元率とその計算方法を覚えていってください!今後のあなたの生活にきっと役に立つはずです。

クレジットカードの還元率ってなに?

「まず、還元率ってなに?」という方に向けて還元率の説明をします。還元率とは、クレジットカードで買い物などに利用した額のうち、何%がポイントとして還元されるかという割合のことです。

クレジットカードを持っていなくても、ポイントカードを利用したことはあると思うので、簡単に想像できると思いますが、獲得したポイントが利用できる分が支払い額の何%かというのが還元率です。

還元率はもちろん高いほうがお得になるため、クレジットカードを利用するときは高還元率のカードをおすすめします。文章だけでは伝わりにくいかもしれないので、実際の計算式と一緒に見ていきましょう。

還元率の計算方法

では、還元率の計算方法を解説していきます。先ほど還元率を説明したので計算が得意な方はもう計算方法がわかってしまったかもしれませんね。還元率を計算するためには以下の2つの情報が必要になります。

  • 何円利用ごとに何ポイント付与されるのか
  • 1ポイントの価値はいくらなのか

この2つの情報を以下の式に当てはめて計算します。1ポイントの価値というのは、ポイントの様々な交換先でいくら分のものと交換できるのかによって変化していきますので、ポイントの交換先が違えば還元率も違います。(例:500ポイントで1,500円のギフト券と交換できる場合、1ポイントの価値は3円となる。)

1ポイントの価値÷利用金額×100=還元率(%)

この計算方法を実際のカードで当てはめて計算してみましょう。

楽天カードの場合
100円ごとに1ポイント付与、1ポイント1円の価値
1÷100×100=還元率1%

JCB CARD Wの場合
1,000円ごとに2ポイント付与、1ポイント5円分の価値
5÷500×100=還元率1%(1ポイントは500円で付くと考える)

三井住友VISAカードの場合
1,000円ごとに1ポイント付与、1ポイント5円分の価値
5÷1,000×100=還元率0.5%

このように計算することが可能です。JCB CARD Wの場合は、1,000円で2ポイント付与されるので半額の500円で1ポイントに換算して計算すると分かりやすいです。一応申し上げておきますと、これは還元率を計算しやすくするための考え方なので、500円利用したからといって1ポイントが付くわけではありません。1,000円で2ポイントです。

多くの人はクレジットカードの還元率を重視する

ここまでの解説で理解していただけたかもしれませんが、還元率が高いほうが圧倒的にお得になるということです。ポイントの還元率が良くなればなるほどそのポイントを利用して別の買い物ができるのです。

なぜ高還元率の方がいいのか

ポイント還元率が高くそのポイントを別の買い物に充当できれば、ポイントが付与された買い物が実質の割引となるので、お得に買い物ができたということになります。還元率1%のクレジットカードの場合、買い物が毎回1%引きになると考えればうれしくないですか?

さらに、還元率1%のカードで毎月10万円の買い物をした場合、1カ月で1,000円分のポイント、1年間で12,000円分ものポイントが付与されることになります。

10万円×0.01×12カ月=12,000円

もしこれが還元率2%のカードであれば年間24,000円分ものポイントが付与されることになるのです。このように考えると、ポイントの還元率がかなり大切だということが分かりますね。

還元率1%は欲しいところ

クレジットカードを選ぶ際には、ポイント還元率が1%以上あるカードを選ぶことをおすすめします。というのも、クレジットカードの還元率は0.5%が一般的と言われており、1%の還元率があると高還元率と言われます。

高還元率のクレジットカードは、利用すればするほど多くの還元がされるので、人生で長く付き合っていくクレジットカードの還元率は高いほうがいいということは明白です。

ただし、還元率ばかり見て肝心なカードのサービスが自分にあっていなければ意味がない場合もあるので、還元率はカード選びの一つの指標としましょう。

高還元率だと特典の交換がお得に

高還元率のカードであれば、特典の交換がお得になります。500ポイントを1,500円のギフト券に交換できる還元率1%のカードがあるとします。その場合、還元率0.5%のカードと比べると2倍お得になります。

還元率0.5%のカードで1,500円分のギフト券にポイントを交換したい場合、単純計算で2倍の1,000ポイントが必要になります。この差は結構大きく、2倍のポイントを獲得するためには2倍の買い物をすることになるので、利用金額から見えてくるお得度が圧倒的に違います。

ポイントの交換がお得にできるのは還元率が高いクレジットカードなので、そのようなカードを選ぶことをおすすめします。

還元率の高いクレジットカード3選

いくら還元率が高いクレジットカードがいいと言われても、どれを選んでいいかわからないですよね。そんな方々に向けておすすめのクレジットカードを3つご紹介します。以下で紹介しているクレジットカードは、すべて還元率が1%なのでどれを選んでも問題ありません。

顧客満足度第1位!楽天カード

楽天カード
年会費 無料
還元率 1%
ポイント有効期限 最終獲得月から1年間(使っていれば無限)
申し込み条件 18歳以上
国際ブランド VISA、JCB、Mastercard、アメックス

まず1枚目に紹介するのは、顧客満足度第1位の楽天カードです。年会費は永年無料で、利用するだけでお得なカードです。

通常のカード利用のみならず、公共料金の支払いでもポイントが貯まるのがお得な点です。公共料金の支払いではポイントが貯まらないカードが多い中でのこのサービスはとっても魅力的と言えるでしょう。

さらに、貯めたポイントは楽天Edyに交換できたり、各楽天サービスに利用できるのでポイントの利用方法に困ることはまずないでしょう。

▷関連記事:楽天カードのメリット・デメリットを徹底解説!還元率の高いカードで誰でもお得に

いつでもポイント2倍の三井住友VISAデビュープラスカード

三井住友VISAデビュープラス
年会費 初年度無料、翌年から1,250円(一回でも利用すれば無料)
還元率 1%
ポイント有効期限 2年間
申し込み条件 18歳~25歳(高校生不可)
国際ブランド VISA

 

三井住友VISAデビュープラスは18歳から25歳の若い方に向けて発行されているクレジットカード初心者に優しいクレジットカードです。国際ブランドはVISAなので、どこに行っても基本使えなくて困ることはないでしょう。

このカードは、通常の三井住友VISAカードに比べてポイントが2倍です。さらに、入会後3カ月間はポイントが5倍になります。そのため、最初の3か月間は今回紹介するカードの中では一番還元率が高くなるカードです。

26歳以降は自動的にプライムゴールドカードに切り替わるので、いずれゴールドカードを持ちたいという方にもおすすめです。もちろん、ゴールドカードじゃなくていいという方には、通常のカードを選ぶ選択肢もあります。

▷関連記事:三井住友VISAデビュープラスのメリットデメリットを徹底解説!ポイント2倍で学生や新社会人におすすめ!

25歳以上の方も申し込み可能な通常のクラシックカードもおすすめです。

▷関連記事:三井住友VISAクラシックカードのメリット・デメリットを徹底解説!1枚目のクレカにおすすめでポイント交換先が豊富

Amazon利用がお得なJCB CARD W

JCB CARD W
年会費 無料
還元率 1%
ポイント有効期限 2年間
申し込み条件 18歳以上39歳以下の方(高校生不可)
国際ブランド JCB

こちらも年会費無料でお得なカードです。入会条件は18歳以上39歳以下の方となっており、比較的に若年層をターゲットにしているカードです。

JCB CARD Wは「JCBオリジナルシリーズパートナー」加盟店で利用するともっとお得になるカードです。Amazon・セブンイレブンでは還元率2.0%、スターバックスでは還元率5.5%などと日常使いでとてもお得になります。特にAmazonでの利用はAmazon公式のクレジットカードよりもお得に買い物ができます。両カード共にAmazonでの還元率は2.0%で、Amazonカードの方は年会費がかかってしまうので、そのような点でJCB CARD Wのほうが優れています。

さらに、クレジットカード初心者で不正利用が怖いという方でも安心できる「J/Secure」というサービスがついています。J/Secureは24時間365日カードが不正利用されていないかモニタリングしてくれるサービスで、不正利用が発覚した場合には即対応してくれるので安心です。さらにネットショッピングの際は、毎回パスワードの入力を求められるので、他人が不正利用できないようになっています。

▷関連記事:JCB CARD Wのメリットデメリットを徹底解説!1%の高還元率で年会費も無料

還元率が計算できればお得なクレジットカードが選べる

今回紹介したようなポイント還元率の仕組みや計算方法を理解していれば、お得なクレジットカードの選び方も理解できますし、利用しているカードでどの特典に交換すればお得なのかということもわかるようになります。と言いますか、今回の内容がしっかり理解できている方はすでにその状態になっていると思います。

もし今利用しているクレジットカードの還元率に納得がいかないのであれば、上記で紹介した3枚のカードの中から次のカードを選ぶことをおすすめします。あの3枚のカードであれば長く付き合っていけるカードですし、還元率も申し分ないのでお得に買い物をすることもできます。

さらに、ポイントの交換先も豊富なので獲得したポイントの利用先に困ることもないでしょう。ぜひ還元率についてよく理解し、お得なクレジットカード利用を目指してください。

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