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クレジットカードのおすすめ国際ブランドとは?7大ブランドの特徴と選び方を解説

クレジットカードのおすすめ国際ブランドとは?7大ブランドの特徴と選び方を解説

クレジットカード利用者でも意外と理解していない方がいるのが、クレジットカードの国際ブランドについてです。

「楽天カードのブランドは何?」と聞かれたらあなたは答えられますか?「え?楽天がブランドじゃないの?」と思った方はぜひこの記事を読んで各国際ブランドについて理解を深めてみてください。

「VISAやMastercardというのは聞いたことがある!」という方も具体的な違いはわからないかもしれないのでそういった方も自分にあったクレジットカード選びをするためにこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読めば、おすすめの国際ブランドが分かるとともに自分にあった国際ブランドの選び方も理解できるでしょう。

国際ブランドって?

国際ブランドのロゴ

国際ブランドは、クレジットカードの決済システムを運営しており、世界には7大国際ブランドと呼ばれるブランドが存在します。

楽天カード

クレジットカードの表面に載っている「VISA」、「Mastercard」のようなロゴマークが各ブランドを表しています。ちなみにカードによっては、複数の国際ブランドの中から好きなものを選べるようにもなっています。例として楽天カードではVISA、Mastercard、JCB、アメリカンエキスプレスの4つの国際ブランドの中から選べるようになっています。

なぜ同じ楽天カードなのに複数のブランドから選ぶのかというと、選んだブランドによって決済できるお店(加盟店)が変わるからです。

加盟店とブランドの関係図

例えばVISAブランドの楽天カードを持っているとします。その場合は、VISAの加盟店では支払いができますが、アメリカンエキスプレスの加盟店ではその楽天カードでは決済ができません。しかし、楽天カードのアメリカンエキスプレスブランドを持っていれば支払いが可能です。そのため利用する地域や店舗によってはブランドを選ばなければクレジット決済ができない可能があるのです。

このような理由で、国際ブランド選びは重要になってきます。

各国際ブランドの普及率(シェア率)

国際ブランドのシェア率を表すグラフ

では、7大ブランドのシェア率はどうなっているのでしょうか。世界でも多くのシェアを誇るのはVISAとMastercardです。8割近くのシェアをVISAとMastercardが占めており、世界の多くの人が利用していることが分かります。

それに次いで銀聯(ぎんれん)、アメックス、JCB、ダイナースクラブ、DISCOVER(ディスカバー)と続いています。

カードを選ぶ際に重要な指標の一つになるのがこのシェア率で、シェアが多いほど多くの店舗で利用できるということにもつながるのでぜひ参考にしていただきたいと思います。

各国際ブランドの特徴

具体的に各国際ブランドにはどのような特徴があるのでしょうか。これを理解するとさらにブランド選びがしやすくなります。

VISA

VISAロゴ
  • 世界シェア断トツの1位
  • 加盟店の数も1位
  • 初めてのクレジットカードにおすすめ
  • VISAを選べるクレジットカードが多い

「VISAカード」という言葉を聞いたことが無い人はいないのではないかというくらい有名で、シェア率も断トツでトップなのがこのVISAです。加盟店の数も多いので利用する際も店選びに困ることはほとんどないでしょう。

利便性の高さから、初めてのクレジットカードとしてもおすすめできます。VISAを一枚持っていれば海外に行っても利用できるのでとても便利です。さらにVISAをブランドとして選べるカードも多いので利用したいクレジットカードも多くの種類から選択可能です。

▷参考:おすすめのVISAカード
三井住友VISAデビュープラスのメリットデメリットを徹底解説!ポイント2倍で学生や新社会人におすすめ!

Mastercard

Mastercardロゴ
  • VISAを持っているなら2枚目におすすめ
  • シェア率堂々の第2位
  • 国内のコストコで唯一利用可能

MastercardもVISAと同じくらい有名なブランドになります。シェア率や加盟店の数も十分ですし、一枚目のクレジットカードとしても十分発行する価値があります。ただし、利用者の数で言うとVISAに劣るというデータもあります。

▷参考:おすすめのMastercard
楽天カードのメリット・デメリットを徹底解説!還元率の高いカードで誰でもお得に

JCB

JCBロゴ
  • 日本で初めての国際ブランド
  • 日本での利用は充分なブランド
  • 海外利用は若干弱い

JCBは日本で初めて発行された国際ブランドです。日本国内での知名度、発行枚数などはVISAにも劣りません。

一方で、海外での利用が少し難点です。国内でのシェア率は問題ないのですが、海外に行くとシェア率がガクッと下がるので、もしかすると利用したい店舗での利用ができない可能性があります。

しかし、JCBはプロパーカードと呼ばれるブランドが直接発行しているカードがあり、そのJCBオリジナルシリーズはおすすめなのでぜひチェックしてみてください。

▷参考:おすすめのJCBカード
JCB CARD Wのメリットデメリットを徹底解説!1%の高還元率で年会費も無料

アメリカンエキスプレス

アメックスロゴ
  • 加盟店数・シェアは少ないが日本での利用は十分可能
  • ステータス性が高い
  • カード優待のサービスが豪華

アメリカンエキスプレスはよくアメックスと略されることがあります。アメックスの特徴としてシェア率は低いが国内での利用は問題ないということです。JCBとの提携により、JCBの加盟店ではアメックスも利用できるのでさほど問題なく国内利用はできるでしょう。

アメックスのもう一つの特徴としてステータス性が高いカードが発行されていることです。通常のアメックスグリーンカードでも十分なかっこよさを誇りますが、アメックスプラチナなど、クレジットカードに興味がある方が一度は憧れるであろうカードもあります。男性がアメックスが直接発行するプロパーカードを持っていれば、彼女や女友達からかっこいいと思われること間違いなしです。

▷参考:アメックスグリーンのメリット・デメリットを徹底解説!20代で持てるステータスカード

ダイナースクラブ

ダイナースクラブロゴ
  • 世界で初めての国際ブランドと言われている
  • シェアは多くないが、JCBとの提携で日本では利用しやすい
  • 27歳以上しか持てない
  • ステータス性は高い

ダイナースは世界で最初の国際ブランドと呼ばれています。そのため歴史が長い老舗ブランドです。歴史はありますが、加盟店数やシェアが低いので利便性には欠けます。

しかし、ダイナースはアメックスと並ぶステータス性の高いクレジットカードなので持っているだけで注目を集めます。ダイナースが発行するダイナースクラブカードは、27歳以上しかカードを持てない点や年収が500万円以上ないと審査に通らないということから富裕層に人気のブランドです。

銀聯(ぎんれん=ユニオンペイ)

銀聯ロゴ
  • 中国を中心として急激にシェア率を伸ばしている
  • アジア、特に中国ではかなり便利
  • 中国に行くなら必ず持っておきたいブランド
  • 日本でもだんだんと加盟店が増えている

銀聯は中国発祥で、近年急激にシェア率を伸ばしてきており、中国を中心に利用者や加盟店が増えています。そのため日本で利用するのであればわざわざ銀聯を持つ必要はないですが、中国に旅行や出張に行く方は必ず持っておいて損はないブランドです。

近年中国からの観光客が多いことから、日本国内でも加盟店が増えてきているので銀聯のロゴを目にする機会は結構あります。築地市場にも中国からの観光客が多いので、銀聯が利用できる店舗がちらほらあります。

DISCOVER(ディスカバー)

DISCOVERロゴ
  • アメリカのブランド
  • 日本で利用することはできるが発行はできない
  • 日本での加盟店は多くない

DISCOVERはアメリカ発祥のブランドです。日本でDISCOVERを利用することはできますが、国内でDISCOVERブランドのカードを発行することはできません。

日本で発行できない時点で日本人向けのカードではないので私たちには関係ないカードでしょう。銀聯と同様に、DISCOVERもアメリカに行くのであれば持っていてもいいかもしれません。ただし、発行は日本国外となります。

国際ブランドってどう選ぶの?

各国際ブランドの特徴はわかったけどどのように選んだらいいかわからないという方に向けて、国際ブランドの選び方を解説していきます。

どこでも使える国際ブランドはVISA(一枚目におすすめ)

1枚のクレジットカードで様々な店の決済をおこないたい場合はVISAカードがおすすめです。VISAカードは世界でのシェア率もNO.1ですし、加盟店数も1位です。

まだ1枚ももクレジットカードをもっていない方はVISAが一番いいでしょう。また、現在持っているクレジットカードがVISA以外であれば万能なVISAを持っておいてもいいでしょう。

国内の利用ならVISA、Mastercard、JCB

海外に行くのであればVISAかMastercardが圧倒的におすすめですが、国内でしかほとんど利用しないという方はVISA、Mastercard、JCBのいずれかを選べば問題ないでしょう。

私も初めてクレジットカードを発行したときはMastercardを発行しましたし、国際ブランドの存在を知りませんでした。しかし、国内での利用しかしていないため「Mastercardは使えません」と言われたことはありません。

この3ブランドであれば様々なクレジットカードから選べるので、好きなクレジットカードが選べるでしょう。

▷参考:VISA、Mastercard、JCBが選べるクレジットカード
楽天カードのメリット・デメリットを徹底解説!還元率の高いカードで誰でもお得に

イオンカードのメリット・デメリットを徹底解説!割引いっぱいでお得なカード

ステータス性ならアメックスかダイナース

もしクレジットカードを持つ一つの理由としてかっこよさステータスの高さを見せつけたいのであれば、アメックスかダイナースのプロパーカード(ブランド自体が発行しているクレジットカード)いいでしょう。

これらのカードは入会条件が厳しいものが多く、入会自体が難しい場合があります。アメックスにはアメックスセンチュリオンカードという最高峰のブラックカードがあります。このカードの所有者はどれほどのお金を持っているのか想像もつかないほどの富豪でしょう。

センチュリオンカードは現実味がないですが、アメックスグリーンカードやダイナースクラブカードであればまだ可能性があります。そのためステータス性が高いカードが欲しいという場合はアメックスかダイナースのカードをおすすめします。

▷参考:アメックスグリーンのメリット・デメリットを徹底解説!20代で持てるステータスカード

中国では銀聯が強い

もし中国に旅行や出張に出かけるのであれば銀聯がおすすめです。世界どこでも使えるのがVISAですが、中国国内となると銀聯のシェア率がとても高くなるので銀聯があったほうがいいです。

ですが、中国に移住するわけではない場合はVISAやMastercardを発行してからの2枚目以降がおすすめです。

おすすめはVISAのクレジットカード!

「自分に合ったものを選びましょうじゃなくて、どれがおすすめなのか教えてよ!」という方にはVISAブランド一択でおすすめします。VISAを持っていれば国内大体のお店で支払いができますし、海外に行ってもシェア率の高さから困ることは少ないはずです。

もしVISAをすでに持っている方は、今回紹介した方法で自分の用途に合わせた国際ブランドを選びましょう。

▷参考:三井住友VISAクラシックカードのメリット・デメリットを徹底解説!1枚目のクレカにおすすめでポイント交換先が豊富

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